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運転免許を取得し、実際に車を運転するようになると、様々な交通ルールに直面します。その中でも、特に注意したいのが「法定速度」です。今回は、運転初心者さん・ペーパードライバーさんがよく陥りがちな法定速度に関する誤解について解説します。

誤解1:法定速度は目安?

間違いです!
法定速度は、決して目安ではなく、守らなければならない法律で定められた速度です。この速度を超えて運転すると、スピード違反となり、罰則が科せられます。

誤解2:法定速度を守っていれば安全?

間違いです!!
実はつい先日、お客様に「ここは30キロ出していいんですよね?」と言われました。確かに、標識には30と表示があります。場所は、夜8時頃の見通しの悪い住宅地です。子供の飛び出しがあるかも知れません。自転車も飛び出してきそうです。30キロで走れば簡単に人を殺せます。急ブレーキをかけてもすぐには止まれません(時速30キロの停止距離は14メートルです)。
標識に30と書いてあっても、時速30キロを出していいわけではありません。周囲の状況に合わせて適切な速度で運転しましょう。

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誤解3:誰もいない道なら速度超過しても大丈夫?

間違いです!
誰もいない道でも、制限速度は守らなければなりません。たとえ他の車がいない状況であっても、突然歩行者や自転車が現れる可能性があります。また、路面状況が悪かったり、見通しが悪い場所では、思わぬハプニングが起こる可能性もあります。

誤解4:高速道路はいつも100km/hで走っていい?

間違いです!
高速道路の法定速度は100km/hですが、工事区間や悪天候時など、状況に応じて制限速度が変更される場合があります。道路標識をよく確認し、指示に従うことが大切です。

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なぜ法定速度を守る必要があるの?

  • 事故防止: スピードが出すぎると、ブレーキが間に合わず事故につながる可能性が高まります。
  • 歩行者や自転車との安全な共存: スピードを出しすぎると、歩行者や自転車との接触事故を起こす可能性が高まります。
  • 交通の流れの円滑化: 皆が法定速度を守れば、交通の流れがスムーズになり、渋滞の発生を抑制することができます。

まとめ

法定速度は、安全な運転のために必ず守らなければならないルールです。道路標識をよく確認し、状況に合わせて適切な速度で運転しましょう。

ポイント

  • 制限速度は法律で定められた速度である
  • 法定速度を守っていても、状況に合わせて速度を調整する必要がある
  • 誰もいない道でも守らなければならない
  • 高速道路の速度は状況によって変わる

*この記事は、一般的な運転に関する情報を提供することを目的としています。実際の運転にあたっては、道路交通法をはじめとする関連法規を遵守し、安全運転を心がけてください。また、個々の状況に応じたアドバイスではありません。より詳しい情報については、自動車教習所や専門家にご相談ください。